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カメラを引くと大局が見える

太郎が、室内でゲームをしていた。
敵が襲ってきた。
まずい。敵を倒す。

しかし、カメラを引くと
机の上がうつる。
机の上には課題がたくさんある。
まずい。
課題を終わらせる。

カメラを引くと、隣の家がうつる。
隣の家は火事になっている。

まずい、避難する。

目先のことに心を奪われていると、
ゲームの敵と戦っていて、火事にやられてしまう。

遠い先まで見なければならない。
空間的な意味で視野が変わってくる。

時間的にも同じことが言える。
どこまで見通すかで一番大事なことは何かが変わる。

今日か今学期か、ことしか、一生か。
今日が最後だとしたら、
真に重要なことだけが残る。

今日が最後の日だとして、何をするか。
そういうことを言っている人は他にもいる。


無常というのは、人は必ず死ぬということ。
哲学者の山折さんは、こういうことを教育に入れるべきだと昔から主張している。

人はやがて死ぬ、人は必ず死ぬ
人生上の深い問題が横たわっている。

やがて死ぬ、これは他人事。
必ず死ぬ、自分。
必ず死ぬ私の生の意義は何か。
後悔しない人生になるのか。

これが必ず死ぬということ。


by sakyamuni | 2020-06-20 12:00 | 生きる意味