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必ず死ぬのに生き方しか考えていないのでは?

私たちは生まれた時から、どう生きるか、一生懸命です。
ちょうど、オギャッと生まれた時に太平洋の真ん中に放り込まれたようなものです。
回り中、水平線までしか見えない。

身長170センチの人が、水平線までの距離はどうか。
4キロです。
顔しかでていなければ、ほとんど見えません。

遭難した状態です。
こういう状態で泳いだら死ぬしか無い。
死ぬ以外に、無い。あり得ない。
そういう映画があります。
オープンウォーターといいます。

海に取り残されてしかもそこがサメのいる海域です。

同じようなことが日本でもありました。
中野のダイビングスクールの人です。

ダイビングしているうちにみんな、置いてゆかれました。

船に待っている人は、碇を下ろしたり、泡を見ていなければなりません。
ところが寝てしまって、どこに来たのかわからなくなりました。
3日間後に、見つかりました。
遺体でした。

遭難した人からは飛行機が見えたりしますが、
飛行機からは見えません。

ヘリコプターからは、海を見るとキラキラしています。
そしてヘリコプターは気づかずに遠くにいってしまいます。

その時の気持ちはどうでしょうか。
体力は消耗する。
遭難したら泳いではいけない。

同じように私達は、どう生きるかしか、考えていない。
朝起きたら、眠いなあ。1限があるしと、起きてくる。
服を着る。
仕事は大丈夫かとか
何を食べようかなあとか
生き方ばかり考えています。

生まれると同時に、どう生きるかに一生懸命です。
海の真ん中に放り込まれたら、
やがて必ず土左衛門にならねばならないのに、
どう泳ぐかしか、考えていない。
だけど、それしか、私達は考えられない。

これで、人生死ぬとなったら、
必ず後悔が起きてくる。
救助の大船をしらなければなりません。

これは仏教の真髄である捨自帰他へ導く教えです。



by sakyamuni | 2020-05-24 12:00 | 生きる意味