人気ブログランキング | 話題のタグを見る

宗教の近代史・仏教と神道とキリスト教

日本では、仏教宗教だと思われていますが、
西洋では、仏教は宗教に入っていません。
東洋哲学の分類です。

日本ではも仏も同じだといって、ぜんぶ、宗教と言っています。
それは、神も仏も知らないからてきとうに言っているだけです。

もともと宗教は仏教の異称、宗となる教え、ということです。
本当の生きる意味を教えた教えという意味です。

江戸時代までは、仏教=宗教でした。
江戸時代は寺請制度、住民票とか、が発行した。
発行されて信用された。
仏教、寺が大事にされた。

江戸時代には、もう一つ、神道がありました。
神道では、死んだ人をまつると、そこに霊魂が鎮座して
生きている人に禍福を与えられるという教えですので、
どんな恐ろしいことをするかわかりません。

江戸時代には、仏教と神道しかありませんから、
これを一括りにする言葉はいりません。
仏教の時代は平和だったのですが、
江戸幕府が倒れて寺請制度終わった。

明治政府は、日本は神の国といって、戦争に突入しようとしました。
戦争で死んだら靖国の神になると教えるのです。
神道国教化しました。

そこで陰謀がありました。

神道の学者が神道とそれ以外で分けた。分けたものを宗教といいました。
そして、神道以外は邪教だというのです。
ここからいろいろなものが宗教になりました。

もともと神を認めない仏教の異称である宗教を使いました。
仏教を下げるために、明治に入って日本神道の者が使ったのです。

さらに宗教を、レリージョンの訳語にしました。
レリージョンはキリスト教のことです。

その意味は、神と人間を再びむびつけるというものです。
レリージョンも宗教も同じにしました。

宗教にいいイメージの人はいない。
しかし戦争に負けて、神道も宗教と言われるようになりました。

仏教ではを拝んではいけないと教えられているので、
仏教を宗教というなら、キリスト教は宗教ではなく、
キリスト教を宗教というなら、仏教は宗教ではありません。

今更そうも言えないので、
仏教は宗教でないのです。



by sakyamuni | 2019-12-02 12:01 | 宗教