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お盆です。恩を知ることの大切さ。

恩徳讃というのは、親鸞聖人が作られた和讃です。

如来大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
骨を砕きても謝すべし

というものです。
浄土真宗の寺で歌われます。

仏教では、恩を知るのが大事と教えられています。
知恩、感恩、報恩といわれます。
まず恩を知り、恩に感謝するのが大事です。
それから恩に報います。
親の恩なら親孝行します。

まずどんな恩を受けているかです。
有情非情から恩を受けています。

親の恩。
恩を観ずる人、感謝する人は、
すみません、申し訳ありませんとなります。

反対は相済みといいます。
恩を知らない人は、何でも当たり前となります。
そういう人は、感謝は出てこない。
感謝のない人は、何も喜べないので、不幸な人です。

済みませんは、済んでいないということです。

豪雨で、電車動いていない。
いつもありがとうございます。
何で動かないのかと、文句言う人もいます。
いつも世話になっているのを知りません。
お金を払っているのだからと言います。

お金払ってレストランに入ります。
無人島では、お金を払っても食べられません。
だから、お金を払っても、食事が出てくるのは、本当は当たり前ではないのです。

蛇口ひねると水が出てくるのが当たり前と思っています。
しかし昔は井戸でした。
それを誰かが水道の設備を作ってくれたのを使わせてもらっているのです。
感謝の心で生活するのが大事です。
衣食住のことも当たり前ではありません。

大学生が大学に来れるのも、当たり前ではありません。
親は非常に高額の授業料を払ってくれています。
頭のいい人でも就職という人もあります。

バイトと奨学金という人もあります。
優秀な成績なら、また家の収入が少なければ学費免除というのもあります。
それで教育を受けさせてもらえるのです。

自分は親からどれだけの恩を受けているのか、
今、どんな人のお世話になっているのか、恩を知ることが大切です。

今はお盆なので、仏教に親しんで、親孝行しましょう。




by sakyamuni | 2019-08-14 12:00 | 仏教