働く意味のわからない不条理な人生

鎌倉時代の古典、教行信証に、
難度海を度する大船」とあります。

難度海というのは、私たちの人生のことです。
生きる意味がなかったらどうなるでしょうか。

それは見渡す限り水平線のところに、放り込まれて、
そこを泳いで行かなければならないようなものです。

芥川龍之介の「珠儒の言葉」にもあります。
難度海はちょうどそのようなところ。
この場合、どこへ向かって泳げばいいかわからない。
360度水と空しか見えない。
そんなところにいたら、まるきり目標が見えない、目的地が見えません。
不条理な人生です。

だけどじっとしているわけにはいきません。
沈んじゃいます。
それで泳ぐわけです。
難度海というのは、私たちの人生をたとえられたものですから、
泳ぐということは、私たちが生きるということです。

でもそんなところを泳ぐだけ泳いで行ったらどうなるでしょうか。
見渡す限り大海原ですから、死んじゃうだけです。
これおかしい。

私たちはどこへ向かって生きていくのか。
生きる意味がないのはヘンということです。
それがあれば、働く意味も出てきます。


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by sakyamuni | 2018-10-16 12:00 | 生きる意味 | Comments(0)