自殺者が増える理由

以前、IT革命といわれていた頃、
年間で一番売れた本になった本で、
人生の目的という本があります。

五木寛之っていう直木賞作家の書いた本です。

兼六園の近くの喫茶店に行くと五木寛之が経営しているのか、
記念している喫茶店があるでしょ。
大変有名です。

その五木寛之さんは早稲田大学文学部を出て直木賞を受賞したのですが、
この人の書いた「人生の目的」という本は年間ランキングベスト1の本です。

その本の一番最初に『なぜ今人生の目的なのか』という章から始まっています。
何故今私は人生の目的というタイトルの本を書くことになったのか。

そしてまたなぜその本が日本一の売上の本になったのか。
その一番最初に、親子が無理心中をします。

自殺の話が出てくるんですね。
このくだりを、聞いたこと、読んだことのある人手を挙げて。
ここだけは知っていた方がいいんですけど。

これはね、お父さんとお母さんの仲が悪くて、
お母さんが、どこかへ家出していっちゃう。
そして残された、たしか9歳と6歳の男の子が、
お父さんと一緒に高島だいらという団地のビルの屋上から身投げをして。

そして、その遺書の中に
「お母さんのことをうらむお母さんもじ国へ行け」
と書いてあるんですね。
小さな子供にとっては最も愛情を注いで欲しかったはずのお母さんが、
少しも自分のことを愛してはくれなかった。

もっと自分のことを心配して、もっと自分のことを大事にして欲しかった、
お母さんが僕達のことを捨てていった。
もっとお父さんとお母さんは仲良くして
家にはもっと沢山の笑顔が溢れていて欲しかったのに。

家ときたらいっつもケンカばかりで、心が少しも安まらないでいる。
不安な毎日。
そして挙げ句の果てに、困り果てたお父さんが、
子供二人を連れて身投げをする。

そして、「お母さんもじ国へいけ」という遺書を残す。
なんともやり切れない話です。
こっから始まるんです。

ところが、五木寛之は、この本に、人生の目的はないと思うと書いています。
こんなことを言っているから、自殺する人が増えるのです。

本当の生きる目的は、仏教に教えられています。
どんなに苦しくても、その目的を果たすまでは生き抜かなければならないのです。

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by sakyamuni | 2018-07-03 13:00 | 生きる意味 | Comments(0)