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無常の幸せとは

歎異抄で、この世は火宅無常の世界といわれます。
歎異抄には親鸞聖人のお言葉が書かれています。

親鸞聖人は、無常の世界だとおっしゃるんです。
無常とは常がないということです。

ずーっと変わらずにあるもの、
そういうものはないんですね。

刻一刻と変わっています。
この世の物は常がない、変化していきます。
私たちは幸せになりたいです。
みんながそうです。

仮に幸せということを定義しますと、
こう言えると思います。
安心と満足。

幸せとは本当の安心、本当の満足です。
これをみんな求めているのです。

仏教ではこの世の幸せを相対の幸福と言います。
私たちが知っているこの世の幸せをすべてを言います。
簡単に言えば、比べてみて喜べる幸せのことです。

具体的にいうと、健康、家庭とか、お金とか、地位、名誉、財産とか。
他にもたくさんありますが、こういったものを追いかけています。
学問とかスポーツとかいろいろあるでしょう。
私たちが住んでいる世界は無常の世界。

すべてのものが移り変わっていく世界。
ずーっとこのままであって欲しいと思っても、
崩れてしまうのです。

では本当の幸せは何か
ということが仏教に教えられています。


by sakyamuni | 2018-04-24 13:00 | 歎異抄