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賽の河原の石積み

流転輪廻をしている私たちの姿を、
徳川家康は、
人の一生は重荷を背負って遠き道を行くがごとし
といっています。

徳川家康は、私たちが欲しいと思っているようなものを
全部持っていました。
それでも喜びは続かずに、
次のものを求めます。

まるで賽の河原のようです。


賽の河原というのは、子供が石を積み上げていると
鬼が壊しにやってきます。

川のほとりの砂場でつくった山を
固めてつくっていると壊しにやってきます。

またつくっていると、また壊しにやってくる。
何とも切ない。

砂あそびだったら可愛いものだけれど、
仕事をして、
お金を稼いだり、
家を建てたりします。

砂がそういうものになっただけで、
地震などがきて、そういうものが崩れてしまいます。

以前、インドでは瓦礫の下に7万人の人が埋もれてしまった。
ここ数年で最悪の被害です。

阪神大震災、東日本大震災の比ではない。

神戸とえば100万ドルの夜景が見るも無残になってしまった。
がんばろう神戸と復興して、表面的には復興してきました。

しかし、それも表面的なものでまた地震が来たら壊れてしまいます。
諸行無常です。

インドは人口も多く、
地震はマグニチュード7.9、
大変な地震でした。

私たち壊れたらまた造る、
壊れても壊れてもまた造っていきます。

賽の河原です。


by sakyamuni | 2018-04-08 12:00 | 無常