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仏教を伝える先生の気持ち

仏教を伝える先生の気持ちを教えられた
浄土真宗の親鸞聖人の御和讃があります。

三朝浄土の大師等
 哀愍摂受したまいて
 真実信心すすめしめ
 定聚のくらいにいれしめよ(正像末和讃)

三朝浄土の大師等というのは、三朝とは
インド、中国、日本のことですから、
三朝浄土の大師等とは、七高僧のことです。

七高僧とは、インドの龍樹菩薩、天親菩薩
中国の曇鸞大師、道綽禅師、善導大師
日本の源信僧都、法然上人のことです。

法然上人は、浄土宗を開かれた方で、
親鸞聖人の直接の先生です。

哀愍摂受とは、この親鸞を哀れんで、
真実信心すすめてあげて下さい、
定聚の位に入れてあげて下さい。

親鸞聖人、全力で話をされています。
余裕のよっちゃんで、
何の苦労もせずに、
こんな言葉は絶対に出ません。

努力しているが、なかなか聞いてもらえない、
みんなが分かってくれない。
これだけ叫んでいるのに。

何とか本当の幸せになってもらいたい、
それには仏教の教えを伝えなければならない
と全力を尽くされた親鸞聖人の嘆きのお言葉です。

by sakyamuni | 2018-02-15 12:00 | 実践