本当にすべきことをしない後悔

「餓鬼が寒林で屍をうつ」

というお話がお釈迦さまのお経にあります。
人間の時に仏縁に恵まれながら真剣に聞けなかった、
居眠り半分で聞いていて、真剣に聞いていなかった。
それを後悔している。

同じ事を善導大師が教えられている。

「一たび地獄に入りて長苦を受くる時始めて人中の善知識を憶う」

私達が後生に突っ込んでいくとき、人間界の時に本当の仏教を説かれる
善知識に会っていたときに、色々の理由で仏法を聞かなかったことに対する後悔を
教えられている。
また、

「夢の浮世を日長に思い暮れて鳴きやる寒苦鳥」

インドに寒苦鳥という鳥がいました。
寒さに苦しむ鳥で、昼間はぽかぽか暖かい。
印度は昼間と夜の気温の差が激しい。
明日こそ巣を作ろうと思うけれど、
昼間になると暖かい暖かいといって、遊んでしまう。
みんなも夜になって風邪を引くかも知れないのに布団を敷かずに寝てしまう。
今日くらい大丈夫と思っていて風邪を引いてから後悔する。

私たちは一息一息が後生を触れ合っている。
ヨーロッパでケーブルカーの事故が起こったり、
プロパンガスが爆発したりどんな事で後生へ突っ込むからない。
それを一刻も早く解決しなければならない。
それを親鸞聖人はどう教えておられるか。

「呼吸の頃すなわちこれ来生なり。
一たび人身を失いぬれば万劫にも復らず。
この時悟らざれば、仏、衆生を如何したまわん。
願わくは深く無常を念じて、徒に後悔を貽すことなかれ」

吸った息が吐き出せなかったら、吐いた息が吸えなかったら後生ですよ。
今生まれ難い人間に生まれてきたのだから、
後悔を残してはなりませんよ。


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by sakyamuni | 2017-09-29 12:00 | 生きる意味 | Comments(0)