因果応報のしくみ

年ごとに咲くや吉野の山桜木を割りて見よ花のありかは。

これは普通因果の道理の教説の中で2つのことを教えられるものです。
業力不滅
因縁和合

考えてみるとこの吉野山に一面に咲く桜の花というのは、
誰もが綺麗だなと目に見えて分かる。
春を彩る、目立つ。

その桜の花を生み出した力というのは、まったく目に見えない、
木を割ってみても、どこにも桜の花は埋まっていない。
よく勢力といわれますが、目に見えない生命の力が目に見える花となる。

私達が三業でやった行いは、目に見えないのだけれども、阿頼耶識に蓄えられる。
永遠の生命
その中に蓄えられたものが良い種蒔きであれば善業力となって蓄えられている。

もしみなさんが一生懸命に良い種を蒔いたなら必ずやその善業力が桜の花を咲かせる。
あれをみよみやまの桜咲きにきりまごころつくせ人しらずとも

誰も見ていないなと思って、悪いことをやっていたら、
やがて結果を引き起こしてあなたの種蒔きがあなたに運命の花びらを咲かせる。

考えてみると、桜の木が時間の経過とともにどのように花を咲かせているかと見ると、
全く花びらをつけていない花が春という陽気に触れると一気に咲かせ、一気に散っていく。

そして夏、秋、冬と待って、春になってまた咲く。

春という縁にあったときに一気に桜の花が咲く。
夏でも秋でも冬でもあいかわらず桜の花びらの中には勢力は消えてなくなることなく、
その勢力が動いて働いておってもこれが春という縁に触れないと目に見える結果は出ない。

普通桜というのは、花を咲かせたときにみんなが注目する。
枯れ木に注目する人はいない。

昔日本中の注目を集めた高橋尚子。
小出監督。

考えてみると普通の人が注目して評価をするとか、
自信をつけるとかヤルキを出すというのは桜の花が咲いたとき。

肝心なのは不断の種蒔き。
日頃の種蒔き。
昔からローマは一日にしてならずという言葉もありますが、
オリンピックで金メダルをとるというのは、その人が4年間
汗水たらして努力してきたから。

私達が注目すべき点は、その人がどのくらいの種蒔きをしているか。
私が阿弥陀如来を相手にどのくらい種を蒔いているか。

最初の、黄金の秋は、5月のはじめごろみんな汗だくで額に汗をして苦労をしていた。
そういう種蒔きによるもの。
種蒔きを一生懸命にしておっても、縁がこなければ現れない。

今回のシドニー五輪でもよほど努力していたのに
結果が得られなかったという人もいる。
柔道の篠原とか。

栄光なき天才達。
因縁和合せずに注目を浴びなかった。
やはり肝心なのは種蒔き。
日々どのような種をあなたが蒔いてきたか。
因果応報です。




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by sakyamuni | 2017-09-18 12:00 | 因果の道理 | Comments(0)