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弥勒菩薩より先に仏のさとりを開くには?

親鸞聖人の教行信証信巻の中のお言葉。

真に知んぬ。弥勒大士は、等覚の金剛心を窮むるが故に、
龍華三会の暁、当に無上覚位を極むべし。
念仏の衆生は、横超の金剛心を窮むるが故に、
臨終一念の夕、大般涅槃を超証す。(教行信証)

このお言葉に、弥勒菩薩という菩薩が出てきますけれど、
弥勒菩薩が等覚の金剛心を窮めたというのは、
自力の金剛心を窮めたという事。



横超の金剛心を窮めたというのは、他力の金剛心を窮めたという事。
金剛心に二つある、という事の根拠でありまして、くしくも、
愚禿鈔に出てくる。
これを理解する為には、自力の仏教と他力の仏教
聖道門と浄土門をよく知らなければならない。




by sakyamuni | 2017-09-02 12:00 | 信心