浄土真宗の正しい御本尊は?

仏教では本尊とは、根本に尊ぶべきもの。
丁寧な言葉で、御本尊。
ですから浄土真宗では、お仏壇の真ん中に安置して、合掌礼拝するのは、
南無阿弥陀仏の名号です。
同じ浄土宗で、阿弥陀如来を本尊にしておりましても、木像や絵像ではありません。
この名号を本尊とするのだと、蓮如上人もおっしゃっています。

他流には「名号よりは絵像、絵像よりは木像」というなり。当流には
「木像よりは絵像、絵像よりは名号」というなり。
(御一代記聞書70)

他流とは、浄土仏教で、阿弥陀仏を本師本仏、尊い仏様と仰いでるが、
真宗ではない者たちのことです。
そういう者たちは、名号よりも、絵像の方がよい。
絵像よりは、金ぴかの立体的な阿弥陀仏の方が有り難いから、それを本尊としようと。
南無阿弥陀仏、そんなに有り難くないとおもっている。
文字としか読めないから、ちっとも有り難くない。
それよりは絵に描いた阿弥陀仏の方が有り難い。
でも金ぴかの阿弥陀仏が一番有り難い。金くれって言っているし。

だけど御本尊というのは、迷った凡夫の私達に
有り難く見えるからと言うことで安置するのではありません。
私達の人生の目的は、信心獲得で、そのために最も大事な者を御本尊とするのですから、
親鸞聖人の教えでは、南無阿弥陀仏を本尊とするのです。
金ぴかの木像よりも、絵に描いた阿弥陀如来よりも、南無阿弥陀仏の名号が、
浄土真宗の正しい名号であると。
蓮如上人も、さかのぼればお釈迦様も仰有っています。
そういうところに基づいて、御本尊を定められているのです。

御本尊とは、お仏壇の真ん中に安置するものです。
お仏壇と言ったら、その家の中で一番大切にしているところに、安置されます。
仏様に住んでいただくわけですから。
仏法熱心なところでは、自分の家よりも、仏壇にお金をかける家があるそうです。
1000万円もするお仏壇を安置している人もあります。
仏法を尊ぶ気持ちの表れですね。

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by sakyamuni | 2017-07-28 12:00 | 実践 | Comments(0)