ファラデーの母親の涙

昔ファラデーという有名な化学者が、多くの学生達の前で尋ねたそうです。
『お前達この世で最も尊いものはなんだと思うか。』この世で最も尊い。
みんながそれぞれ自分の尊いと思うものを口々に言ったところ、
ファラデー先生、最後に『みんなの言ったことも尊いことだが、この世で最も尊いものは母の涙だ』
といったそうです。

母親の涙。これがこの世で最も尊いものだ。
それを聞いたあるバカな学生が、
『母の涙。家にも母親がいるけれども、それがそんなに尊いものか。
よしそれは良いことを聞いた』。
早速家に飛んで帰って母親に向かって、
『おい!カあちゃん。今日は学校でいいことを聞いたぞ。
この世で最も尊いものは母親の涙だそうだ。早く流せ』

いきなり帰ってそういうこというものだから、母親びっくりして、
あきれた。
息子は怒って、柱に縛りつけて『何でも良いから早く泣かんかい』、
余りの息子のバカさ加減にお母さん情けなくなって、
『何と情けない子だ』と思わずほろっと泣いた。

それを『おおっ、これだこれだ』試験管にとった。
『これがダイヤよりも金よりも尊い母の涙か』。
どこが尊いのか、分析したそうです。
涙を分析すると水分と僅かな塩分。
涙はなめればしょっぱい。

『こんなもん何処が尊いんだ』。
ぽいっ。捨ててしまったそうですね。
水分と塩分だったら、ちっとも尊くないね。
じゃあファラデー先生嘘ついたのかな。
母の涙が尊いのは本当?
どうして?

『母は自分のためではなく、子どものために泣いているから、』
母の涙は分析してその尊さがわかるのではない。
わが子の幸せを願う親の心が尊い。母の願いが尊い。
それに優る尊いものはないんだと。この世には。


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by sakyamuni | 2017-07-27 12:00 | 因果の道理 | Comments(0)