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親鸞聖人の書かれた教行信証は、原文が漢文です。


書き下しもありますが、これはちょっと読めないですよね、日本人でも。
この中の有名な文章をいくつも覚えていた東欧の若者がいました。

教行信証にはこういう文章があってねというと
あああこですねと何も見ないでいっていました。
すごい語学力と記憶力です。
天才!

それから10年経って連絡をとると、台湾にいました。
東洋の哲学や歴史の研究に打ち込んでいました。
そして、東欧の大学の先生になりました。

キリスト教から西洋哲学、西洋哲学から田辺元、
田辺元から教行信証、親鸞聖人となりました。

親鸞聖人が生きる意味一つを書かれた教行信証は
書かれてから800年の現代でも、
歴史の重みに耐えて、今もその存在感を失わず、
こうして世界に影響を与えているのです。



# by sakyamuni | 2019-06-15 12:00 | 生きる意味

仏教には何を教えられているのでしょうか。

それは葬式でもなければ、先祖供養でもありません。

日本では大変有名ないろは歌
色は匂えど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ
有為の奥山今日越えて 浅き夢みじ酔いもせず。
とあります。

このことを具体的に、詳細に教えられ、
そしてそんな幸せになるにはどうしたらいいかということを
世界でもっとも解明せられた仏教です。
特に、その仏教を真髄を解明したのが
浄土真宗の親鸞です。

それは後で勉強して分かったことです。
最初は分かりませんでした。
だけど最初は、ハイデガーの老後の日記に
親鸞聖人を絶賛してあるからちょっと聞いてみようかなと思った。

親鸞聖人という日本人には馴染みがありますが、
世界からいうとそこまで馴染みはありません。

ヨーロッパにしばらくいた時期ありましたが、
ヨーロッパの大学で講義をすると
お釈迦様は皆知っています。

ヨーロッパでは、お釈迦様という言い方しません。
ブッダかシャーキャームニと言います。
だいたいブッダといっていました。

しかし親鸞聖人は知られていません。

ですが、誰もしらないかというと
ハイデガーのように哲学やってる人なんかで
よく知っている人はあります。

しかし全然まだまだですので、
日本人の私たちが、全世界に
本当の仏教を伝えていかなければなりません。



# by sakyamuni | 2019-06-12 12:01 | 仏教

悟りとは?

悟り(覚り)は、一つではありません。
低いものから高いものまで全部で52あります。
さとりの52位の詳しい説明はしている時間がありませんが、
全部名前がついています。

一番上のさとりの位を仏といいます。

仏のさとりですから仏覚といいます。
このさとりを開いた人を仏といいます。

今日仏といったら死んだ人をさしていうよね。
刑事ドラマでも刑事がきて、
「うわーやられたな。この仏の身元を洗え」
といっていると見ている人はみな、
死人の身元は誰かを調べろということだなと理解します。

だれもお釈迦様の住所を聞けというふうには思わないでしょ?

そんなこと思って聞く人いない。
ということは仏=死人と思っています。
もしそうなら仏教は仏の説いた教えだから死人の説いた教えということになってしまいます。

そんな馬鹿なことはありません。
仏の悟りというのはこの一番上のさとりですから大変で一段一段登っていく。
昨日スカイツリーを階段で登ったら大変です。

仏というのは、大宇宙最高の52段目のさとりのことです。
そして、そのさとりを開いた人のことを仏とか仏様といいます。

ですから仏教は、仏の説かれた教え
ということです。
仏様が仏のさとりによって体得された大宇宙の真理を説かれているのです。
しかもそれは、数学的真理のようなものではなく
私たちが本当の幸せになれる真理です。

本当の生きる意味が教えられているのです。



# by sakyamuni | 2019-06-09 12:00 | 仏教

私は仏教にめぐりあうまでは高校時代は
有為の奥山、人生は苦しみなりとまで深刻には考えていなかったが
なんか人生って虚しいな、寂しいなという気持ちは常にありました。

中学高校と部活をやってましたが、
毎日練習が終わって汗まみれになって家に帰ってきて
テレビ見ながら夕食食べて終わったら
勉強部屋に入って一応勉強したということにしましょう。

勉強したら寝て朝来たら起きて学校いって授業終わったら部活行って
家返ってきて食べて勉強して寝る。

毎日同じことの繰り返し。
毎日同じこと繰り返しているうちにふと
こんなこと繰り返しているうちに中学もおわるんだな
と思ったら終わった。

こんなこと繰り返しているうちに高校も終わるんだろうな
と思ったら終わった。
こんなことしているうちに死んでしまうんかな。
なんか虚しいな。
なんのためかなと考えるがぼんやりしてわからない。
虚しいな。

そんなこと考えているとあんまり友達とわいわいがやがや騒ぐのも馬鹿らしい。
冷めてしまいます。
そう考えているとあんまり友達と遊ばないから
友達もいなくなってきます。

そうなると寂しいな。
みんなはわーっと遊びにいって何が面白いのかなと思うが寂しい。
こういうことを考えだしたのが中学2年。
1年までは明るかった。
2年からこういうことを考えだして暗くなって
3年では根暗になりました。
がらっとかわっちゃった。



昼休み、友達は弁当をがーっとかきこんで
「いくぞ」
とグランドで遊んでいる。
教室で1人。みんながドッジボールとかして遊んでいる。
あほらし、たいしたレジャーでもないのによく遊ぶわ
と思いながら寂しい毎日を送っていました。
そこへいって、最初はその友達を羨ましく思っていたけど
そのうち見下す心で苦しみ始めました。

同級生を見下すなんて嫌なやつだな
と思うようになると苦しみが深まっていきます。

こんなに人生を考えている自分のほうが偉いんでないの、
周りは何も考えないでと見下すようになってそれで苦しみます。

いつも心はどんよりと曇り空。
そうするとこの曇り空がはれないかなと思います。
はれたらいいなという唄もあるけど晴れたらいいな。
だけど晴れる方法知らない。

悩み始めた中学時代から高校時代ずっと5年間くもっていました。
ところが仏教にめぐりあって、その解決の方法が説かれていることがわかったのです。
それで今では心から人間に生まれてよかったという
喜び一杯の毎日です。



# by sakyamuni | 2019-06-05 12:00 | 生きる意味

NHKで70年間取材した

ETV特集「こんなはずじゃなかった 在宅医療 ベッドからの問いかけ」

という番組があります。

早川一光さんという京都の医師が、26歳で診療所を立ち上げ、
在宅医療と訪問看護を推進してきました。

それが国の制度にもなりました。

ところが、人には、畳の往生が天国といったが辛い。
その人の苦痛を直せない。70歳で気づいた。

しかし認められない。
病院、在宅いずれも死は恐ろしい。

ジョーズというサメの映画。
海岸で出てきたらどうか。
水族館、みてみて凄い、きばだね。
海で同じことはできない。

人が死んだといって死といっているのと
自分の死と違います。


どこで死ぬかではありません。
死ぬのに、どうしたら幸せになれるか。
命を延ばして何をするかです。
そこに総合人間科学という名前を付けています。

病気治したら終わりと思っている医者はありません。
しかし、死んだその先のことをいう医者もありません。

病院も、早く退院してもらった方がいい。
薬もたくさん渡した方がいい。

医学は人の命を伸ばします。

より長く、よりよく生きるためにあります。
政治も経済も科学も医学もみんなそうです。。

政治なら、
アサド、反政府勢力、ISもシリアに入っている。混乱しています。
大変です。

経済なら
ブラジル、インフレ。ストーブが3000円が、次は6000円になっています。
これは困ります。

伸ばした命で何をするのか、
それが分からないと幸せになれない。
しかし、そこまで考えている人はいないのです。

自殺が一番多いのは、ロシアです。

総合人間科学部がある大学も幾つかあります。
医学だけでは幸せになれないのです。

早川さんのところに、勉強会があります。
月1回、話し合って、答えを見出そうとしています。
僧侶もいました。

『大無量寿経』にはこう説かれています。
「大命まさに終わらんとして悔懼こもごもいたる」
命がまさに終わる時になって、
後悔とおそれがかわるがわる起きてきます。

そんな後悔のないように、
仏教には、死の問題の解決が教えられているのです。



# by sakyamuni | 2019-06-02 12:00 | 生きる意味