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三不三信誨慇懃

親鸞聖人という方のかかれた、
正信偈というものの中に書いてある

三不三信誨慇懃

は教行信証行巻に出ている。


三不三信の誨慇懃にして、と読み
三不三信のおしえを懇ろに教えられたという事で
道綽禅師と言う方のところに書いてある。

道綽決聖道難証・・・と続いて行く。
これは親鸞聖人が道綽禅師という方が
親鸞に人生の目的を果たした世界が
一体どのようになっているかという事を
このように教えてくださったぞといわれている箇所。

私達がこの世に何をするために生まれてきたのかといえば、
人生究極の目的は、苦悩の根元である、
無明の闇をぶち破って永遠に変わらない幸せに救って
やりたいという願いが私の上に満たされる。

これを破闇満願という。その一念で無碍の一道の世界に出れるぞ。
絶対にかわらない本当の幸せの世界に出れるぞと教えられているが、
その決勝点を突破したことのない人は、
その決勝点を突破する前とあとではどう違うのかが、
一番知りたいことで、それを道綽禅師という方が
このように教えてくれたという事を親鸞聖人がかかれた。

ちなみに正信偈は、親鸞聖人の主著、教行信証の末に出ている。この正信偈と
いうのは正しい信心、それが一体どのようなものかということをうたの形で1
行7文字でかかれたもの。

正しい信心というのは、仏法を聞きぬいて、
阿弥陀仏の本願を聞きぬいて、無明の闇をぶち破って頂いて、
絶対の幸福が満たされたのを正しい信心、
正信というが、その正しい信心を今だ体験していない者にとっては、
どういうものかわからない。

それを親鸞に教えてくださった方がある。
それが道綽禅師という方であった。
と書かれている。




by sakyamuni | 2017-08-26 12:00 | 信心